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地方から東京に出てくる時、楽しさと不安と、さまざまな気持ちが入り混じりますよね。nicochaでも、たくさんの「初めての一人暮らし」「初めての東京暮らし」の引越しをサポートさせていただきました。
はじめての一人暮らしはわからないことだらけ。特に、引越しにまつわるお金の不安はみなさん共通した悩みと話されていました。そこで、今日は、地方から東京に引越す際にいくらかかるのか?引越し費用と節約方法をご紹介します。
目次
前提条件

まず、引越し費用を算出する前に、今回の引越し条件を確認したいと思います。
- 初めての東京暮らし
- 引越し業者を使うか迷い中
- 3月中に引越しを予定
- 引越し先の家は見つかり、契約金は清算済
今回は初めての東京暮らしを想定します。はじめて一人暮らしをする方向けに、家具家電のおすすめもあわせてご紹介しますが、「すでに、家具・家電は持っているよ!」という方は必要な箇所だけお読みください。また、引越し先のお部屋はすでに決まっているものとします。敷金や礼金、前家賃などの家の契約金は別途必要になるのでご注意ください。
まだ、「引越し先が決まっていないよー」という方は、関連記事もあわせてご覧いただくと、良い物件が見つかるかもしれません。
引越し料金っていくらが相場?
引越し料金は、時期、荷物の量などさまざまな要因で決定します。料金がどうやって決まるかはのちほど詳しく確認しますが、一般的な一人暮らしの引越し料金は下記の金額です。
移動距離 | オフシーズン | 繁忙期 |
---|---|---|
近距離(20km以内) | 37,805円 | 49,147円 |
近距離(50km以内) | 43,595円 | 56,674円 |
中距離(100km) | 56,775円 | 73,808円 |
長距離(200km) | 60,642円 | 78,835円 |
長距離(300km) | 74,112円 | 96,346円 |
※ 引越し侍|料金相場より引用
引越しでは新生活の準備でお金も必要です。引越し料金はできる限り節約して、費用を抑えたいものですね。そもそも、引越し料金ってどうやって決まるのでしょうか?
引越し費用ってどうやって決まるの?

引越料金はさまざまな要因によって価格が決まります。常に一定価格ではなく需要と供給のバランスで変動します。つまり、引越す人が多い時期は値段も高くなってしまうので要注意。引越し料金が決める要素を確認してみましょう。
引越す時期
引越料金は引越す方が多い時期は価格が上がり、少ない時期は価格が下がります。引越し会社のトラックやスタッフさんの数に限りがあるので当然ですね。特に2月~3月は繁忙期。引越す方が多いため、引越し料金も高くなってしまう傾向があります。
新生活にあわせて引越しをする方が多いため、仕方がないですが、上手に節約して引越し費用を安く抑えていきたいですね。

希望日時の指定
- 土日祝日
- お日柄(大安など)
- 時間指定
によって、引越し料金は変わります。社会人の方は土日祝日しか引越し作業ができない方も多く、休日料金として5000円~2万円程度追加料金が発生する時期もあります。学生の方や平日お休みが撮れる方は、平日に引越し日を調整すると引越し料金を節約できます。
また、大安を希望する方もいらっしゃるため、仏滅を選ぶと若干お値段も下がる傾向が。このあたりも需要と供給のバランスですね。
さらに、引越し時間を限定すればお金も高くなっていきます。一番人気は午前中。午前・午後・夜間……と、時間が遅くなるにつれて値段が安くなっていきます。引越し料金の見積もりの際に、希望時間も確認されるので事前に考えておくと良いでしょう。
引越し料金は時間が遅くなるほど安くなりますが、あまり夜遅い作業は隣の方や上下階の方の迷惑になることもあります。入居日にいきなり不快な思いをさせてしまうと、今後のご近所付き合いに支障が出てしまうこともあると思うので、あまり夜遅すぎない時間帯をおすすめします。引越し見積もりの際、最安値を確認したい場合は、
日程も時間帯もお任せします!一番安くなる日を教えてください!
というリクエストも可能です。最安値の金額、時間を指定した場合の金額、コストと内容を天秤にかけながら引越し会社を選んでいくとよいですね。

移動距離
移動距離も引越し料金を決める要素となります。移動時間が長くなれば引越し作業時間も伸びるため料金が高くなります。また、引越し先が遠い方は高速料金が発生する場合もありますので、追加料金が発生します。
荷物が多くない方はクロネコヤマトの宅急便なども、単身パックという引越しサービスを提供されているので、その方が節約できるケースもあります。引越し会社を利用する以外の方法も、のちほど、ご紹介させていただきます。

荷物の量
もちろん、荷物の量が増えれば引越し費用も高くなります。一人暮らしの方の場合、一般的な荷物の量は2トントラック1台分、と言われています。厳密に言うと、2トントラックでも「ショート」「ロング」と車体の長さがわかれていて、運べる荷物の量も異なります。引越し料金の見積もりの際に、荷物の量を伝えれば引越し会社側で適切なトラックを判断してくれるので、あまり心配しなくても大丈夫です。
-
2トントラックで運べる量の目安
- 家具・家電:冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、ベッド、寝具等
- ダンボールの個数:20箱程度
このあたりを答えられるように、荷物の量をチェックしておきましょう。
周辺環境(駐車スペース等)
引越し作業時にトラックを建物に横付けして停められるかどうか?によって、料金が変わります。道路が狭い場合は、少し離れたところにトラックを停めなければならないため、荷物を運び出す時間が多くかかってしまいます。時間がかかる作業=引越し料金UPと、引越し費用に反映されてしまうことに注意しておきましょう。
エレベーターの有無
エレベーターがない場合、引越し料金は高くなります。特に、3階以上でエレベーターがない物件は作業時間がかかってしまうため、引越し代金も高くなる傾向があります。また、エレベーターがあっても、エレベーターの奥行きが狭く、ベッドなど大きな家具が運び出せないケースも。その場合は、室内で解体して運び出すことになります。引越し日当日に、その事実が発覚すると作業時間が伸びてしまうので注意しておきましょう。
ドラム式洗濯機やエアコン設置の有無
ドラム式洗濯機の搬出搬入や、エアコンの取り外しが必要になる場合は別途費用が必要になります。縦型の普通の洗濯機の場合は問題ないのですが、ドラム式洗濯機はとにかく重いんです。大人1人では運び出すことができません。

ドラム式洗濯機
荷造りや荷解きサービスの有無
一人暮らしのお引越でお金を節約したい方は荷造り、荷解きは自分で行いましょう。
時間がない方は別途オプションになりますが、荷造り、荷解きサービスを利用することもできます。
タワーマンションなど、高層マンション
引越し作業の際は、エントランス、エレベーターホール、玄関まで……と、荷物を運ぶ動線箇所に傷をつけないよう保護します。この保護のことを「養生(ようじょう)」と呼びます。
養生規定は各マンションごとに定められているのですが、タワーマンションなどの高層マンションの場合、養生規定が厳しい設定だったり、エントランスからエレベーターまでの距離が長いケースでコストが高くなってしまう場合もあります。
不用品回収の有無
不用品の回収をセットで行ってくれる引越し会社もあります。
不用品回収サービスもお金がかかってくるので、興味がある方は事前に金額を問合せておくと良いでしょう。
引越し会社を利用しない方が良いケース
引越しするときは必ず引越し会社に依頼しなければならない訳ではありません。家族に手伝ってもらい引越し作業を行うことも、引越し会社以外のサービスを利用する方もいらっしゃいます。引越し会社を利用しない方が良いケースをご紹介します。
荷物が少ない方
初めての一人暮らしの方は、家具・家電はこれから買う!という方も多いでしょう。その場合は、新居に配送してもらえば持っていく荷物は少なくなるため、引越し会社を利用しなくても良いかもしれません。
衣服や本など、ダンボールで運べるものなら宅急便で充分。クロネコヤマトさんは単身パックという、コンテナボックスで荷物を運ぶサービスも提供しています。
クロネコヤマト単身パック

単身パック
荷物が少ない方は引越し会社に依頼するよりも引越し料金を安く抑えられるかもしれません。
1BOXの荷物例
※ 関東エリアの同一市区内、各種割引適用時の料金
「荷物の量」「移動距離」「オプションサービス」によって料金は変動します。荷物の量が多い場合や、時間指定などのオプション希望によっては引越し会社とあまり料金が変わらないケースもあります。
土曜日に今のお住まいから荷物を搬出し、日曜日に新居へ搬入というように、引越し会社のように1日で作業を終わらせることができないことがデメリット。時間に余裕がある方は問題ないですが、社会人の方で「この休みに作業を終わらせたい!」という方は、引越し会社を利用した方が時間の節約ができるでしょう。
また、ダンボール箱などの梱包資材は自分で用意が必要。以前は、梱包資材のオプション販売を行っていたようですが、2017年6月現在、オプション販売は一時停止中。自分でダンボールや緩衝材は用意しなければいけません。
>>>ヤマトホームコンビニエンス「単身引越しサービス」の詳細はこちら
赤帽
引越し会社ではないけれど、荷物を運んでくれるサービス「赤帽」。公式サイトでは、下記のようなキャッチコピーが掲載されていました。
赤帽は貸切でお使いいただけます。例えるなら、赤帽は荷物のタクシーです。
引用:赤帽組合公式サイト

赤帽
「赤帽は荷物のタクシー」とてもわかりやすいコピーですね。荷物のタクシーとは、つまり「引越し作業はやりません」とも解釈できます。
赤帽は基本的に、軽トラックとドライバーさん1名でサービス提供を行います。引越し荷物をドライバーさん1名で運び出すことは難しいため、必然的に利用者も率先して運び出さなければなりません。
その分、赤帽のお値段は魅力的。移動距離や利用時間によって値段は異なりますが、作業時間2時間以内・走行距離20Km以内の場合、13,500円~となっています。

赤帽料金
体力に自信がある男性の方や、荷物が少なく、近場へお引越しされる方におすすめです。
注意点は、利用時間によって料金が異なること。当日道路が渋滞していたり、作業時間が長くなってしまった場合は、見積もり金額よりも利用料金が高額になります。あらかじめ作業時間や道路の混み具合を考慮した移動時間を計算しておかないと予算以上の引越し費用が発生する可能性があることに、注意しておきましょう。
>>>赤帽の詳細はこちら
引越し会社を利用するメリット
手間と時間が省ける
一番のメリットは時間の節約。レンタカーを借りて荷物を運び出すこともできますが、場合によっては何往復もしなければならなかったり、重い家具を運び出す作業は体力も奪われます……。体力に自信がある若い男性は良いかもしれませんが、女性の一人暮らしの方は厳しいかもしれません。

我が家の引越し風景
引越し会社に依頼するとプロの力で、あっという間に運び出してくれるので新居に荷物が到着してから片付け作業がはかどります。自分で行う引越しは荷物を運び入れて体力を使い果たしてしまい片付ける力は残っていませんでした……
重い家具家電を傷つけたり、壊すリスクが低い
重い家具家電は運び出すのも一苦労。そして、万が一、扉や部屋に傷をつけてしまうと大変です。賃貸物件の場合は、原状回復費用として修繕費用が請求される可能性があります。特に、フローリングは傷ができやすいので要注意。引越し会社の方はしっかりと家財を保護しながら運んでくださるので、安心感がありました。
引越しダンボールが無料で提供・回収してくれる
引越し用のダンボールは10箱、20箱……とまとまった数が必要なので、無料でいただけると便利です。契約特典として無料プレゼントしてくれる引越し会社が多い印象。あわせて回収もおこなってくださいます。

我が家の荷物(ダンボール山積み)
引越し費用を節約する鍵は、比較!比較!比較!
それでは、引越し会社を利用する場合の注意点をご紹介します。まずは、料金。ここまで見てきたとおり、引越し料金は一律ではありません。さまざまな条件によって価格が決定します。また、引越し会社によって依頼数、トラックの数、スタッフの方も異なるため余裕のある・なし、で、見積もり料金も変動します。
引越し会社 | 金額 | 特徴 |
---|---|---|
A社 | 52,800円 | ・午前便OK ・ダンボール、緩衝材プレゼント |
B社 | 48,500円 | ・午後フリー便 ・ダンボールプレゼント |
C社 | 39,800円 | ・フリー便 (前日に時間決定) ・ダンボールプレゼント |
D社 | 34,800円 | ・フリー便 |
引越し料金を節約するには、複数の引越し会社から見積もりをもらい比較検討する必要があります。絶対に、最初の1社だけで引越し会社を決めてはいけません。
引越し料金の一括見積が便利
引越し料金を安く抑えるには複数社に見積依頼をするのが節約ポイント。引越しは料金が決まる項目(引越し日や時間、移動距離、荷物の量、建物や周辺環境など)を伝えれば、引越し料金の概算を教えていただけます。
一括見積もりの注意点
引越しの一括見積もりサービスは星の数ほどあります。私も最初はよくわからず「引越し 見積もり」と検索して、ヒットした一括見積もりサービスを利用しました。
すると……
問合せフォームを送信した瞬間から、電話が鳴り止まない事件が起きました。
「一括見積もりサービス」とは、電話番号を横子流しするだけのサイトもたくさんあります。よく調べないで問合せフォームに電話番号を記載してしまったため、サイトから引越会社へ私の電話番号が共有され、電話の嵐となってしまいました。
電話の嵐にならない一括見積もりサービスがおすすめ
私は電話が苦手なのと、同じ説明を何度も繰り返さなければならない手間がイヤで、引越しの一括見積もりサービスが苦手でした。でも、今は、電話攻撃を受けずに一括見積りができるサービスも誕生しました。引越し料金はしっかりと複数見積りをゲットしながら、効率的に引越し準備を進めるには2つのサービスがおすすめです。
引越しラクっとNAVI

引越しラクっとNAVI
引越しラクっとNAVIは、私のように電話攻撃が嫌だった方向けに、WEB上で見積もり比較ができるサービスです。もちろん利用料はすべて無料。断るときもマイページ内のボタンひとつでできるので、変な気を使わずに済みます(笑)
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サービス利用の流れ
- 利用登録
- 引越し予約システムに入力(希望日時や荷物量)
- サポートセンターから電話連絡
- 引越会社から見積もりがマイページに届く
- 比較検討
- 引越し会社を決定(マイページ内の発注ボタンをクリック)
- 引越し会社と最終打合せ
電話対応をしなければならないのは、見積もり前の1回と、引越会社との最終打合せの1回だけ。たくさんの電話対応をしなくても、引越し料金を比較検討することができました。そして、地味に便利で助かったことは、マイページ内にある引越しリマインダー機能。いつ・何をやらなければならないか?チェックリストになっていて、とてもわかりやすかったです。

引越しリマインダー機能
引越し準備は余裕を持って進めれば良いのですが、いつも直前にバタバタやることになってしまいます……。手続きのし忘れがあると、引越し前に慌ててしまうので最終チェックとして活用させていただきました。電話が苦手な方や、引越し準備を効率的に進めたい方に「引越しラクっとNAVI」はおすすめです。
SUUMO引越し見積もり

引用:suumo引越し見積もり
物件探しでも利用する方が多いSUUMO(スーモ)。SUUMOでも一括見積もりサービスを提供しています。SUUMOの引越し見積もりサービスの特徴は、電話番号を登録しなくても利用できること。つまり、一切電話をせずに、完全にネットで引越し料金の見積もり比較&依頼をすることができます。
電話番号の入力が必須じゃない!やりとりをメールで完結できます
一括見積もりで料金やプランを比較検討したくても、複数の引越し業者から一斉に電話がかかってくると忙しいときや電話に出られないとき、困りますよね。SUUMO引越し見積もりなら見積もり依頼時の電話番号の入力は任意なので、引越し業者とのやりとりをオンライン上で完結させることができます。お急ぎの場合は、電話番号を入力いただくことで、業者とのやりとりをスムーズに行うことも可能です。
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サービス利用の流れ
- 利用登録
- 引越し予約システムに入力(希望日時や荷物量)
- SUUMOおすすめの引越会社の提案
- 見積もり依頼したい引越し会社を選択
- 引越し会社からマイページに見積もりが届く
- 比較検討
- 引越し会社を決定
SUUMO(スーモ)の引越し一括見積もりは、希望条件などを入力すると、SUUMO側でおすすめの引越し会社を絞ってくれます。そのうえで、引越し会社の特徴などをチェックしながら見積もりを依頼したい引越し会社を絞り込んでいきます。電話対応を一切することなく、複数社の見積もりがゲットできるのが最大の特徴。電話が苦手な私のような方にはストレスなく引越し準備を進めていけるのでおすすめです。
まとめ
引越し準備は楽しさ半分、不安な気持ち半分……いろんな感情が出てきます。人生で何度も行うことではないので、特に、初めての東京暮らしはドキドキするかもしれません。
春の引越しシーズンの引越し料金は値段も高く負担が大きくなりがちです。でも、今回ご紹介したような節約ポイントを活用いただき引越し費用をできるだけ抑えて、楽しい新生活がスタートできればいいですね。
以上、「一人暮らしは東京で!地方から東京の引越し費用はいくら?節約方法も紹介」をお届けしました。
これから一人暮らしを考えている方、地方から東京に引越しを予定している方の参考になれば嬉しいです。
引越しや一人暮らしに役立つ記事
慣れないひとり暮らしはわからないことばかり。
他の記事も参考に慣れば嬉しいです。