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今日は卒業式だった学校も多いようで、袴姿の素敵なお写真をたくさんいただきました。
雨も降らず、本当によかった!
春のお引越しでも、進学・就職・転職など、新生活のスタートの場面に立ち会えました。私は、この新しいことが始まる瞬間が大好きで、他人のその瞬間も気になって仕方がないのです。学校・会社を選んだ理由とか、合格・内定までのエピソードを聞きながら、フレッシュな気持ちを取り戻している私です(笑)
と、しみじみしていたら、新入生のみなさんに伝えていないことがあった!と、慌ててキーボードをたたいております。
目次
人生で大切なことは、すべてラクロスから教わった
今日は、大学に入学されるみなさまに、少しでも「ラクロス」というスポーツが広がったらいいなと思って書いています。
私は、ラクロスと出会って人生を変えてもらったからです。大袈裟ですが(笑)でも、ラクロスをやっていなかったら、全く違った人生を歩んでいるだろうなと思うのです。
根暗の引きこもりの私が、ビビりながらもここまでいろんなことをやってこれたのは、ラクロスとの出会いがあったからこそ。ラクロスにはとても感謝しています。ラクロスなんて、普通に生活をしていたら出会うこともないスポーツでしょう。そんなマイナーなスポーツだからこそ、得られることも多かったですし、ラクロスの魅力がひとりでも多く伝わったら良いなと思います。
一人でも多くの方が、大学で「ラクロス」と出会えますように。
大学生活の4年間「ラクロス」をやってよかったなと感じたことをまとめてみます。
完全なる個人的見解に基づくものなので、ご了承のうえ、読み進めていただけたら幸いです。
ラクロスって何
そもそも、ラクロスと言われてもどんなスポーツかイメージできない方がほとんどだと思います。一言で説明するのは難しいので、動画を貼り付けておきます。
(ちゃっかり母校の勝ち試合)
ラクロスは、点を多くとった方が勝ち!
というスポーツです。
ちなみに、男子と女子でルールも全然違います。
男子ラクロスのルールは私もよくわかりません(笑)
ラクロスは、もともと北米の先住民達が、自分たちの神との繋がりを深める儀式の一環として行ったり部族間の争いの平和的解決に用いていたものである。
彼らが行うこの競技は白人から「スティック・ボール」と呼ばれていた。この競技が白人の文献に登場したのは、1637年のことである。
北米の先住民のラクロス競技は、試合前に呪い師によってセージや杉などの葉が火にくべられ、神聖なパイプによる清めの儀式が必ず行われる。現代においても、インディアンたちがこの競技を行う際には、必ずこの儀式が執り行われる。
そもそものラクロスの起源は南東部とされ、スティックも一本ではなく、チョクトー族などは両手にスティックを持って競技を行った。
スティックの形状も部族ごとに違い(左図)、試合の準備には数ヵ月がかけられ、北米の先住民達は試合前に徹夜で戦勝祈願の踊りを舞い、これに臨んだ。
これは各チームが1,000人以上になることもあり、ゴールとゴールの距離は短くて500ヤード(約460メートル)、長いときには数マイルにも及ぶ広大なフィールドで、戦闘や狩りに必要な耐久力、勇気を養うためのものだったと言われる。
これをフランス系の移民がスポーツとして採り入れ、五大湖地方の部族のワイアンドット族(ヒューロン族)が使用していたスティックが、キリスト教の僧侶の持つ杖 (crosse) に似ていたことから、フランス語の定冠詞「La」を付けて「ラクロス (La-Crosse)」 と呼ぶようになった。引用:wikipedia
ラクロスは北米の先住民が始めた競技。儀式的なものからスタートして、のちに戦闘や狩りの訓練として活用されていたようです。
Lacross makes friends
ラクロス経験者しか知られていないと思いますが、ラクロスのキャッチコピー?です。
ラグビーでいう「One for All, All for one」のようなもの。リーグ戦などオフィシャルな大会のときなど、何かと「Lacross makes friends!」と、言わされます(すみません)。
「ラクロスを通じて友達の輪を広げよう!」という意味だと解釈していますが、ラクロスをやると友達が劇的に増えます。というか、友達ができるような仕組みがたくさんあるのです。
新入生合同合宿(フレッシュマンキャンプ)、大会運営、強化練習など、大学を超えて仲良くなれる場が用意されていました。
そしてラクロスという場所だけでなく、全然関係のない所で出会った人がラクロスをやっていると、一気に親近感が沸きます。
日本ではまだ競技人口が少なくラクロスネタで盛り上がれる人が少ないのが現状。「ラクロス」という共通点があるだけで、その人との距離がグググと近づきます。
そしてさらに言うと、ラクロスで最もおススメのポジションは、ゴーリーです。ゴーリーとは、キーパーのこと。ラクロスをしている人のなかでも、ゴーリーは限られるので出会った瞬間に同志として受け入れられます。
写真:http://www.lacrosse.gr.jp/report/id=1448
だって、ラクロスのボールってゴム製の堅いスーパーボールを大きくしたようなもの。あたるとめちゃくちゃ痛いです。特に寒い冬は骨に染みます。
普通に堅いボールがあたっただけでも痛いのに、それが豪速球で飛んでくるわけで。そりゃ、あざだらけになるわけです。
でも、その痛みに耐え、その痛みが感じなくなるようになる頃、ゴーリーが楽しくなってくるわけです。
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同じ大学の先輩や後輩はもちろん、ラクロスの運営側のお仕事で出会った友達、ゴーリー繋がりで出会った友達、自主練で出会った友達、どこで出会ったか忘れたけど今も繋がってる友達(笑)ラクロスを通じてたくさんの友達ができたことに、本当に感謝しています。
そして、こんなにいろんな人と繋がれる場所って、なかなかないんだな、と社会に出て感じました。「Lacross makes friends」最高でふ。
健康な体
ラクロスをやると体が鍛えられます。
走りまくって筋トレもして体がたくましくなります。ラクロスを辞めると筋肉は衰えてしまいますが、衰えなかったところもありました。
私が練習していた場所は多摩川の河川敷グランド。今は川崎市のおかげでキレイに整備されていますが、当時は、だだ広いスポ―ツ広場と今にも壊れそうな水道設備(笑)お世辞にもキレイとは言い難いグランド。ほぼ4年間ここで過ごしました。
ラクロスは瞬発力も持久力も求められるスポーツで、とにかく走ります。そして練習では大量の汗をかきます。
「命の水」=「壊れかけの水道水」
私たちは、丸子橋の水道水をがぶ飲みして育ったわけです。
いつかの練習後の風景。なんで裸足なのかは謎。
普通に生活をしていたら体の強さを実感することはないと思いますが、私は海外でラクロスの恩恵を垣間見ることができました。
2年ほど前、私はカンボジアという国で働いていました。
「郷に入っては郷に従え」をモットーに、カンボジア人が食べているものと同じもの食べていました。ネズミ、ヘビ、よくわからない虫……いろんなものを食べました(笑)
ある時、ラクロスの後輩たちがカンボジアにやってきました。「せっかくだから、現地の人の暮らしを見てみたい!」と、ご希望を賜り、一緒に働いていたカンボジア人のお宅訪問をさせていただくことに。
カンボジア・水上生活をしている村
完全にローカルな暮らしなので、外国人が家にくることはあまりないのですが、温かく受け入れていただきました。
ごちそうとして、ヘビの揚げ物に、よくからない川の生き物がたくさん(笑)挨拶もそこそこに、アンコールビールとともにローカル料理を食べる、食べる、食べる……。
ここでは水が貴重で水道水もないので、手もちゃんと洗えないまま食事に突入。生野菜も食べてるし、これはやってしまったな……と、内心ビクビクしていました。
そんな心配をよそに、後輩ちゃんたちは「もう、そろそろ……」と私が声をかける前に、ローカル料理を食べ尽していました(笑)
これにはカンボジア人もビックリ。「こんなに食べる観光客は初めてだね!」と、喜んでいました。
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結局、後輩たちはその後も元気にカンボジアを満喫して帰っていきました。
私たちは、お腹を壊すことなくローカル料理を堪能することができたのでしょうか?いろいろ調べてみると、ちゃんと理屈があるようです。
子どものうちに適度に菌と接触できる環境にあれば、私たちの身体は鍛えられ、自然と抵抗力が身につきます。子どもの頃の衛生環境が適切だったかどうかが、大人になった後の健康にまで大きく影響するのです。
除菌・抗菌グッズであふれ、清潔すぎる日本の環境で子どもの免疫力が落ちている、というお話が紹介されていました。
逆に少々雑菌がたくさんいる環境で育つと免疫力が発達し、病気になりにくい体ができあがるようです。
汚すぎる 環境でたくましく育つと、胃腸も丈夫に発達。この抵抗力は、5年後、10年後の海外旅行で役立つかもしれません(笑)
時間の感覚が人とズレる
ラクロスはなぜか朝が早いです。
私たちの練習は、朝7時過ぎから10時頃まででした。練習前の準備の時間などを考えると家を出るのは朝5時。始発電車に飛び乗ってグランドへ向かっていました。
朝5時というと冬の空はまだ夜。月が美しく光っております。夜明けを待たずに行動を開始する習慣。これはなかなか身につくものではありませぬ。そして、この練習が朝早いのはラクロスの共通点。うちの大学だけでなく、全体的にラクロス部の練習は早朝に行うようです。
ラクロスをやっていると時間の感覚がズレます。
朝5時に行動を開始するので、4時台に起きるのはあたり前で、3時台だと「朝早いね!」という感覚。
ラクロスをしていた頃の生活は、こんな生活になります。
朝5時~10時
練習11時~17時
学校18時~23時 バイト
バイト前にジムに行ったり、バイト後に走ったり……そんな体力どこにあるんだ?と、不思議ですが、24時間無駄なく使っていた気がします。夢中になって打ち込めることがあるって、やっぱり毎日楽しいです。
人間みな平等に持っているのが時間。どんな人にとっても1日は24時間です。
なんとなくダラダラ起きた朝10時と、走りまくってボロボロになった朝10時。「もう10時か~……」と、「まだ、10時!」こんな時間の感覚を身に着けられるのは貴重な経験だと思います。
どこでも寝れるようになる
朝早いラクロッサー(ラクロスをする人)にとって、睡眠は最重要項目。慢性的な睡眠不足に陥っていることもあり、一瞬の空き時間も見逃しません。
いつでも、どこでも寝れるようになります。はい。
さっきも登場した後輩1
後輩2
私
人間寝れないと辛いですからね。どこでも寝れる能力は健康的に過ごせる力のひとつかもしれません。
成果の鍵はポジショニング
ラクロスは大学から始める人が多いスポーツです。
ラクロスはいわゆるカレッジスポーツで、大学から始める人が大多数を占めています。実際に競技をやってきた感覚から言うと、95%以上が大学からのスタートだと思います。これは中学・高校の部活動などでラクロスを行う環境が整っていないのが大きな理由でしょう。
その一方、ほとんどの者が大学から始めるということは、全員スタートラインが同じということでもあります。つまり自分のがんばり次第では、大学から競技を始めても日本代表になることも可能であり、そこがラクロスをやるうえでの最大の魅力でしょう。
引用:http://athlete-knowledge.jp/reports/244
バスケやサッカー、野球などで日本代表になるには狭き門。大学に入学する時点で、力の差が開いてしまっているからです。
でも、ラクロスは大学から始める人が多く、大学生も多く日本代表入りできているスポーツなのです。
これってスポーツに限らず、仕事や人生においてもすごく大切なことな気がしています。視点を少しずらす、人と違うことをする これだけで、全く違う成果がでることもあるのです。
得たい成果があったとき、取り得る手段は100万通り!少し広く選択肢を多く持つと別世界が見える経験。今でも役になっています。
誰もやっていないからこそ、価値がある!そんな風に考えることができたら、世間の目や誰かを気にすることなく、自分のやりたいことを追及していけるのかなと感じています。
ラクロスをやると就職活動に有利らしい
私は就職活動をしなかったので、わからないのですが、ラクロスをやると就職活動に有利らしいのです。2013年の週刊ダイアモンドでは「人気業界に強い部活」部門で、ラクロスが第1位になったそうです。
◇ アメフト、ラクロスが就職に強いワケ|日経ビジネスonline
【ラクロスは就活に強い】
こちらは、週刊ダイヤモンドで特集された体育会系2013年就活データです。なんとアメフトや硬式野球部をおさえて人気業界に1番強い体育会として取り上げられてます!!就職活動に有利なのも魅力の1つですね! pic.twitter.com/HI92vAo8oV— 横浜国立大学男子ラクロス部 (@raptors_ynu) 2015年4月4日
だから、ラクロスをやる!という打算的な考えでおススメをしているわけではありません(笑)
でも、大学生活のあとには社会人生活が待っています。ラクロスの副産物として就職活動でアドバンテージをもらえるならラクロスやって損はないですね。はい。
ラクロスをやりたくなったら
ラクロス部がある大学は新入生勧誘イベントをたくさんしていると思います。ラクロス体験会やお花見、飲み会などなど。気になるものがあったら、ぜひ、足を運んでみてくださいね。
友達がたくさんできて、早起きが得意になり、強靭な胃腸・睡眠力が手に入り、人と変わったことも抵抗なくできるようになるラクロス(笑)
学生時代に経験できるスポーツとして、おススメです。4月からの新生活が、少しでも楽しい時間になりますように!
今日もありがとうございました。