人生で一番大きな買い物マイホーム。
数千万円の買い物をニコニコ現金払いできる方は少ないため、住宅ローンを利用することになります。
住宅ローンは定期的に見直すことで、返済総額を大きく見直すことができます。
- 住宅ローンは不動産会社の提携ローンを利用
- 住宅ローンは見直したことがない
- 住宅ローンの借換えは興味があるけど、面倒臭そう……
- 住宅ローンなんて、どの銀行も同じじゃないの?!
と思っている方向けに、
この記事では、借換えをせずに、約30万円も節約に成功した話をご紹介します。
- 銀行と交渉するコツ
- 住宅ローンを借換えた方がお得になるケース
- 住宅ローンを借換えた場合のお金(諸費用)のこと
- 借換えにおすすめの住宅ローン
絶賛、住宅ローン返済中のSさんに登場していただきます
Sさんは、注文住宅を購入し不動産会社から勧められた住宅ローンを利用しています。
住宅ローンは一度も見直することなく4年が経過。
nicochaサポートのもと、住宅ローンの見直しを行いました。
Sさんの住宅ローンを例に、検討方法や銀行との交渉のコツをご紹介していきます。
目次
現在、借入れしている住宅ローン
金利プラン・返済残高・返済期間・完済時の年齢
-
現在の銀行:地方銀行A
- 金利タイプ:10年固定
- 返済方法:元利均等返済
- 金利:1.05% ※11年目以降は1.4%?(現時点で未定)
- ローン残高:約2400万円
- 残存期間:31年9か月(完済時64歳)
- 月額返済金額 :7万4001円(当初10年間)
- ボーナス払い:なし
- 返済総額:2912万5788円
Sさんが利用している住宅ローンは、地方銀行の10年固定金利タイプ。
10年固定金利タイプとは、基本的に変動金利と同じだけど、10年間だけは固定金利にするよ!という特約がついているもの。
11年目以降の金利は、その時にならないとわかりません。
11年目以降の金利は未確定ですが、現時点では1.4%の予定です(現在の金利情勢が続いたと仮定)。
Sさんの銀行では、10年間の固定金利期間終了後に、変動金利に切替えるか、再度、10年固定金利タイプで継続するか選択しなければなりません。
住宅ローン残高は約2400万円。
返済期間は、残り31年9ヶ月。
Sさんはまだお若いので、完済時の年齢も64歳の予定。
定年を過ぎ、あまり高齢になってしまうと審査にも影響が出るので注意が必要です。
現時点での返済総額は2912万5788円。
この返済総額が少しでも下がるよう見直しを行いました。
今の住宅ローンは、不動産会社の提携ローン

イメージ
今の住宅ローンは不動産会社からおすすめされたもの。
提携ローンで、審査や手続きも大丈夫と言われていたそうです。
仕事をしながらの土地探し、ハウスメーカー選び……と、慣れない不動産取引にぐったり。
住宅ローンは不動産会社の担当の方のおすすめされるまま、契約手続きを行ったそうです。
不動産会社にとって大切なことは契約が滞りなく進むこと。
購入者がよりメリットを受けられる住宅ローンよりも、多少金利が高くても審査が通る住宅ローンを勧めるかもしれません。
自分にとって本当に良い住宅ローン商品かどうかは、自分の目でしっかりと確認していきましょう。
住宅ローン見直しでやること
借換えプランのメリット・デメリットを確認
金利プランの見直し
住宅ローンの借換えシュミレーションをする際に必ず入力するものが、金利プラン。
変動金利、短期固定金利、長期固定金利……と、さまざまなプランがあります。
金利上昇リスクをどのくらい負うか?によって、設定金利は異なります。
- 変動金利型
- (短期)固定金利型
- 長期固定金利型
金利上昇リスクがある分、低金利に設定されています。
変動金利のうち、一定期間だけ固定金利特約がついています。
全期間固定金利型の場合、金利上昇リスクは銀行が負います。このため、設定金利は高くなります。
金利上昇リスクに耐えられる資金がない方は変動金利を避けた方が無難です。
nicochaとしては、今、史上空前の低金利なので、このタイミングで金利を固定化させてしまう長期固定金利もおすすめ。
シュミレーションをしながら、自分にとって良い商品を選んでいきましょう。
より安くなる住宅ローンを比較検討
住宅ローン商品の金利比較は住宅金融普及協会のsumai-webが便利。
都道府県別に利用できる住宅ローン商品が比較検討できます。
「住宅ローン 比較」などと検索すると、さまざまなサイトが出てきますが、比較している住宅ローン商品が限られている場合が多いため、取扱い住宅ローンが豊富なサイトを利用することをおすすめします。
sumai-webでは、全国343金融機関の金利情報が掲載されています。

住宅ローン金利情報
住宅保証機構株式会社の「住宅ローンシュミレーション」では、複数の金利プランのシュミレーションも可能です。

住宅ローンシュミレーション
10年固定金利型の場合、11年目以降の金利も確認しておきましょう。
「基準金利から▲1.6%引下げます」など、優遇金利が適用になる銀行が多いので、現時点での金利が続くと仮定しシュミレーションを実施します。
たった、0.1%の金利差でも数十万円程度の差が生まれることが多い住宅ローン。
金利以外にも、保険や各種サービスも確認していきますが、まずは、金利差でどのくらい節約できそうか確認してみましょう。
住宅ローン借換え諸費用を確認
住宅ローンを借換える場合、諸費用が必要になります。
Sさんの場合、ある銀行で提示された諸費用は下記のとおりです。
- 借入金額:2,480万円
- 借入期間:31年7ヶ月
- 金利タイプ:10年固定
内訳 金額 契約書印紙代 2万400円 登録免許税 9万9,200円 固定金利特約手数料 1万800円 保証会社保証料 49万470円 取扱手数料 3万2,400円 司法書士登記手数料 10万円 合計 75万3,270円
諸費用も銀行ごとに設定が異なります。
特に、保証料、融資手数料に注目!
借換え手数料のなかで高額になる項目で、融資手数料は融資額の2.20%(税込)など割合で設定されている場合は、楽天銀行や、イオン銀行、ソニー銀行の定額プランがある住宅ローンを選んだ方がお得になるかもしれません。
- 楽天銀行:33万円
- イオン銀行:定額型 11万円
- ソニー銀行:住宅ローン 4万4000円
諸費用は住宅ローンの金額に上乗せして借入れできる銀行とできない銀行があるので、借換え条件もあわせて確認してみましょう。
また、フラット35で人気のARUHI(アルヒ)は、WEB申込みで融資手数料が半額。
借入額の1.0%となっています。
借換えメリットがある銀行は住宅ローン事前審査を申込み
シュミレーションで良さそうな銀行があった場合は、事前審査を申込みしましょう。
住宅ローン借換えの事前審査を行うメリット
シュミレーションだけでなく、事前審査まで行うメリットは2つあります。
- 借換えができるかどうかを確認
- 今の銀行の交渉時に本気度をアピール
銀行によっては金利幅が設定されていることもあり、シュミレーションで計算していた金利よりも高い金利で審査OKになることもあります。
もし、想定していた金利よりも高くなってしまう場合は借換えを見送った方が良いケースもあるため、事前に適用金利について確認しておいた方が安心です。
今の銀行の交渉をする際にも、事前審査結果が手元にあると、有利に交渉が進められるため手続きをおすすめします。
例えば、2人のお客様が住宅ローンの相談に来店したとします。
- Aさん「住宅ローンの金利下げてもらえませんか?」
- Bさん「住宅ローンの金利、他行では◯◯%でOKいただきました(審査通過済)。このぐらいまで金利下がりませんか?」
と、相談されたとき、どちらの方が借換えの本気度が伝わるでしょうか?

銀行の担当者の方は、Bさんの方が借換え意欲満々!と感じるでしょう。
銀行側にとっても遅れることなく返済し続けてくださるお客様は貴重で、できるだけ長く借りていて欲しいものです。
低金利の時代、長く借りてもらえないと銀行が受取る利息が減ってしまい利益率が下がってしまいます。
今まで良い関係を築けてきたお客様が他の銀行に借換えを本気で検討しているとわかれば、今の銀行も、このまま借り続けていただけるよう金利交渉にも前向きになるでしょう。
事前審査なしの交渉よりも、有利なカードを1枚多く持っている状態なので、金利交渉もしやすくなります。
事前審査後、キャンセルし本審査に進まなくても全く問題ありません。
少し手間がかかっても事前審査の結果を持って、銀行交渉にいきましょう。
リスクがなく交渉メリットが増やせるので、事前審査を行ってから銀行交渉に臨むのがおすすめです。
特に、Sさんのように地方銀行で融資を受けている方は交渉がしやすいかもしれません。
地方銀行は営業エリアが限られていて、全国規模の都市銀行や低金利が魅力のネット銀行に押され気味。
ぜひ、金利交渉にチャレンジしたい金融機関です。
住宅ローン借換えの事前審査を行うデメリット
特にありません(笑)
ただ、事前審査を行うには下記のような質問に答える必要があります。
10分程度、回答入力に時間がかかるかもしれません。
- 現在のお借入れ残高
- 残りの返済期間
- お借換え対象の土地・建物の所在地
- マンションのお部屋の面積
- 申込者の前年度ご年収
- 収入合算者がいる場合、収入合算者のご年収
- 勤務先情報
不動産関係や住宅ローン関連の項目は、売買契約書や重要事項説明書などの書類、住宅ローン返済予定表で確認できます。
少し手間と時間がかかってしまいますが、無料で、インターネットがあればいつでも受付可能です。
数十万円から数百万円もお得に住宅ローンを利用するのであれば、多少の労力は必要不可欠。
多くの方が面倒臭がってやらないことなので、少しがんばって金利交渉を有利に進めていきましょう。
事前審査の結果を持って、今の銀行へ金利交渉
事前予約をして銀行を訪問
借換えシュミレーションを行い、気になる銀行の事前審査結果が手元に届けば、次は、今借りている銀行へ金利交渉に行きます。
銀行には「住宅ローンについて相談をしたい」と、アポイントを取ってから訪問します。
電話口で、相談希望の内容などを聞かれると思いますが、「借換えを検討しています」と、正直に伝えてOKです。
要求は数字で明確に
銀行で交渉をするときには、「住宅ローンの金利を下げてください」と、伝えてもダメです。
銀行との交渉のコツは、数字で行うこと。
事前審査などの結果を根拠に、数字で金利交渉をするのが成功のコツです。
Sさんは下記のように銀行と交渉を行いました。
- 11年目以降(10年固定金利特約終了後)に金利が上がってしまうことが気になっている
- 住宅ローン借換えも検討中
- B銀行で事前審査をしたところ、10年固定金利特約で0.5%(今より▲0.6%)という回答だった
- 今の住宅ローン金利(1.05%)を0.5%に金利を下げていただくことは可能か?
銀行の担当者の方も、この要求に理解は示しつつ、「Sさんは、すでに契約時に再優遇金利で融資をしているため、これ以上、金利が下げられるかは……」と、だんまり。
「担当者だけでは決済できない案件のため、検討させてください」と、回答結果を待つことになりました。
Sさんは住宅ローン金利交渉に成功!約30万円の値引きOK
Sさんの銀行からの回答は、下記のとおりでした。
- 金利を、0.2% までなら下げられます
今借りている10年固定金利1.05%を0.85%にしていただける内容。
これが借換え検討中の銀行と比較したときに、どれくらいのメリットがあるのかは、担当の方が説明してくださいました。
- Sさんが借換え検討中の住宅ローン:10年固定で0.5%
- 今の銀行の住宅ローン交渉後の金利:10年固定で0.85%(▲0.2%)
- Sさんが借換え検討中の住宅ローンの諸費用:約69万円
- 今の銀行をそのまま借りれば諸費用:ゼロ
- 諸費用を考慮した借換えメリット:月額800円程度
銀行との交渉結果は、金利0.2%の引下げOKでした。
今の住宅ローン金利が0.2%引下げられると、借換え検討中の銀行との金利差は0.35%(検討中の住宅ローン金利0.5%)。
ただし、他の銀行で借換えを行う際は諸費用が発生します。
Sさんが借換えを検討していた銀行は、諸費用が約69万円でした。
この諸費用まで考慮すると、借換えメリットは月額800円。
あまり借換えメリットが出ない結果となりました。
銀行側も借換えてほしくないので、借換え予定の銀行とだいたい同じくらいの金利まで下げてくれました。
この結果、毎月の返済額と、住宅ローン返済総額は下記のような結果になりました。
- 毎月返済額:2,186円の減額
- 総返済額:29万6,979円の減額
今のところ、11年目以降の金利は1.4%ですが、「10年固定期間が終了する前(9年6ヶ月程度)に、再度、相談してもらえれば再優遇金利を適用します」と、お約束もいただきました。
今回の金利交渉の諸費用は5,200円のみ。
契約書類の作成費用だけなので、借換えよりも手間もお金も負担が少なくて済みました。
住宅ローン節約の鍵は自分で動くかどうか
住宅ローンの金利交渉や借換えの情報は、銀行は教えてくれません。
Sさんも今回交渉をしたからこそ金利が下がりましたが、返済し続けていたら金利が下がることはありませんでした。
自分から積極的に動かなければ、お得な条件は得られません。
時間や手間も多少かかりますが、得られるメリットは大きな金額なので、ぜひ、チャレンジしていただけたら嬉しいです。
借換えにおすすめの住宅ローン
借換えにおすすめの住宅ローンをご紹介します。
住宅ローン商品はたくさんありますが、金利と保険内容に注目をして選んでみました。
低金利が魅力的な変動金利タイプ、支払額が固定でき安心の固定金利タイプ、それぞれわけて記載します。
すでに借換え予定のプランが決まっている方は、該当タイプをクリックしてご覧ください。
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>> 支払額は固定させたい!固定金利型住宅ローンのおすすめはこちらへ
>> 今利用している住宅ローンと比較したい!10年固定型住宅ローンのおすすめはこちらへ
>> リスクがあっても返済額を抑えたい!変動金利型住宅ローンのおすすめはこちらへ
支払額は固定させたい!長期・固定金利型住宅ローン
30年・固定金利 | 保証料 | 事務手数料 |
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りそな銀行|埼玉りそな銀行 |
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1.195% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★超長期固定金利型 ・派遣社員も利用OK (年収要件100万円以上) ・店頭相談可能 |
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三井住友信託銀行 |
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1.32% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★当初期間 金利引下げプラン 【融資手数料型】 ・証券口座 NISA口座利用で金利優遇 ・店頭相談可能 |
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みずほ銀行 |
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1.39% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★全期間固定プラン ・分割融資あり ・ワイド団信あり ・ネット住宅ローン |
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新生銀行 |
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1.40% | 無料 | 11万円~ (安心パック利用時) |
★長期固定金利タイプ (全期間固定) ステップダウン金利 ・諸費用安い ・団信介護保障特約0円 ・店頭相談可能 |
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ARUHI(アルヒ) |
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1.43% | 無料 | ★WEB申込み限定★ 融資額✕1.10% (税込) |
★ARUHIスーパーフラット借換(団信加入) ・ARUHI 全疾病保障(入院一時金付)0円 ・返済口座の指定なし ・自営業、転職間もない方もOK |
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auじぶん銀行 |
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1.59% | 無料 | 融資額✕2.20% (税込) |
★当初期間引下げプラン ・がん50%保障+全疾病保障団信 0円 ・融資まで10日程度 ・対面相談不可 ※審査の結果、保証付金利プランとなる場合があります。 この場合、上記金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、 固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。 ※審査の結果、保証会社をご利用いただく場合がございますが、 保証料相当額は金利に含まれており、 別途、保証料は発生しません。 |
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【ネット】住信SBIネット銀行 |
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1.71% ※所定の条件を満たした場合の金利 |
無料 | 融資額✕2.20% |
★ネット専用住宅ローン (当初引下げプラン) 三井住友信託銀行指定の取引き(※)を申込すると、 最大で▲0.03%の金利引き下げが可能に。 ・投信自動積立(0.03%) ・NISA口座開設(0.01%) ・投信口座開設(0.01%) ・定期預金預入(0.01%) ・ダイナースカード申込(0.01%) SuMiTB商品の上記条件を満たす毎に引下幅を拡大、 引下げは最大0.03%。 ・全疾病保障0円 ・繰上返済0円。 1円から何度でもOK |
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【店頭】住信SBIネット銀行 | ||
1.74% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★住宅ローン(対面) (当初引下げプラン) ・全疾病保障0円 ・繰上返済0円。 1円から何度でもOK ・店頭受付専用 |
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三井住友銀行 |
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1.76% | +0.2% | 33,000円 |
★超長期固定金利型 ・パートナーで団信利用可能 ・つなぎ融資あり ・店頭相談可能 |
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ソニー銀行 |
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1.986% | 無料 | 一律 44,000円 |
★住宅ローン ・事務手数料が定額で安い ・金利発表、前月15日頃 ・変動、固定切替自由 ・対面相談可能 ・借換え/新規購入時自己資金10%未満 |
※ 2022年5月適用金利
住信SBIネット銀行(店頭受付専用)「住宅ローン」

住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行(住宅ローン)の利用条件
- 店頭受付のみ
- 満18歳以上満65歳以下で、最終ご返済時の年齢が満80歳未満の方
- 安定した収入のある方(契約社員、派遣社員もOK)
- 団体信用生命保険に加入が認められる方
- 原則、別途保証人は不要
- 申込から融資まで・・・・2ヶ月程度
- お借り換えのお申込時において住宅ローンの返済実績が1年以上あり、お借り換えの申込日までの直近1年間正常に返済をしている方
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、低金利のネット銀行住宅ローンを店頭相談しながら手続きできる商品。
低金利でありながら、病気やケガの全疾病保障付き。
とてもコストパフォーマンスが高い住宅ローンです。
申込要件も緩和されていて、3ヶ月以上の勤続年数があれば審査可能。正社員だけでなく契約社員、派遣社員も審査対象となっています。
また、1円から無料で繰上げ返済可能。
少しずつでも気軽に繰上げ返済できるため、便利だと思います。
>>> 住信SBIネット銀行 住宅ローンの詳細を公式サイトで確認する
ARUHI(アルヒ)「スーパーフラット借換」
ARUHI(スーパーフラット借換)の利用条件
- WEB申込みで、融資手数料が借入額の1.0%(税抜)
- 申込時の年齢が満70歳未満の方
- 安定した収入のある方(契約社員、派遣社員もOK)
- 団体信用生命保険に加入が認められる方
- 原則、別途保証人は不要
- 申込から融資まで・・・・(WEB申込み)2ヶ月程度
- 年収に占める年間合計返済額の割合(=総返済負担率)が次表の基準を満たす方。(収入を合算できる場合も有)
- お借り換えのお申込時において住宅ローンの返済実績が1年以上あり、お借り換えの申込日までの直近1年間正常に返済をしている方
- 住宅金融支援機構が定めた技術基準に適合すること
年収400万円未満:30%以下、 年収400万円以上:35%以下
ARUHI(アルヒ)は、住宅ローン専門の金融機関。フラット35の取扱実績は、11年連続で第1位です。
WEB申込み限定で、融資手数料が半額(借入額の1.0%)になります。
申込要件も緩和されていて、自営業や転職間もない方も審査可能。正社員だけでなく契約社員、派遣社員も審査対象となっています。
返済口座の指定もないので、口座開設の手間がなく便利だと思います。
今利用している住宅ローンと比較したい!10年固定型住宅ローン
10年・固定金利 | 保証料 | 事務手数料 |
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イオン銀行 |
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0.87% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★当初固定金利プラン ・イオンでの買物が5%オフ ・店頭、ネット受付可能 ・休日店舗営業 |
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三井住友信託銀行 |
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0.87% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★融資手数料型プラン ・証券口座、NISA口座利用で金利優遇 ・店頭相談可能 |
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auじぶん銀行 |
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0.805% | 無料 | 融資額✕2.20% (税込) |
★当初期間引下げプラン ・がん50%保障団信+全疾病保障 0円 ・融資まで10日程度 ・対面相談不可 ※審査の結果、保証付金利プランとなる場合があります。 この場合、上記金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、 固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。 ※審査の結果、保証会社をご利用いただく場合がございますが、 保証料相当額は金利に含まれており、 別途、保証料は発生しません。 |
||
【店頭】住信SBIネット銀行 |
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0.92% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★住宅ローン(当初引下げプラン) ・全疾病保障0円 ・繰上返済0円。1円から何度でもOK ・店頭受付専用 |
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【ネット】住信SBIネット銀行 |
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0.93% ※所定の条件を満たした場合の金利 |
無料 | 融資額✕2.20% |
★ネット専用住宅ローン(当初引下げプラン) ・全疾病保障0円 ・繰上返済0円。1円から何度でもOK 三井住友信託銀行指定の取引きを申込すると、 最大で▲0.03%の金利引き下げが可能に。 ・投信自動積立(0.03%) ・NISA口座開設(0.01%) ・投信口座開設(0.01%) ・定期預金預入(0.01%) ・ダイナースカード申込(0.01%) |
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みずほ銀行 |
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0.95%~1.25% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★全期間重視プラン ・ネット住宅ローン |
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三菱UFJ住宅ローン |
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1.04% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★固定10年プレミアム住宅ローン ・満70歳まで加入OK ・勤続年数1年以上でOK ・店頭相談OK |
※ 2022年5月適用金利
auじぶん銀行住宅ローン
auじぶん銀行住宅ローンの住宅ローン利用条件
- 満18歳以上、満65歳未満の方で、最終ご返済時の年齢が満80歳未満の方
- 前年度年収が200万円以上の方
- 団体信用生命保険に加入が認められる方(がん50%保障団信+全疾病保障 0円)
- 原則、別途保証人は不要
- 申込から融資まで・・・・最短10日程度
スマホだけで手続きを完了できるauじぶん銀行。
変動金利が業界最低水準の低金利に設定されています。
団信の保障内容も充実していて、「がん」と診断確定されると、住宅ローン残高が1/2になる「がん50%保障団信」と全疾病保障が無料でついてきます。
また、審査スピードの速さも特徴的。
一般的に手続きに時間がかかるネット銀行ですが、auじぶん銀行住宅ローンは、お申込みから契約まで最短10日で手続きを完了させることが可能。
インターネット上で、住宅ローン契約手続きを完結させることで、原則、契約書の署名・捺印が不要になっています。
低金利でありながら、融資までのスピードが早く手続きの手間を減らせるのは嬉しいですね。
>>> auじぶん銀行の住宅ローン詳細を公式サイトで確認する
イオン銀行

イオン銀行
イオン銀行の住宅ローン利用条件
- 満18歳以上満71未満で、最終ご返済時の年齢が満80歳未満の方
- 前年度の年収が100万円以上で保証会社の保証を受けられる方
- 団体信用生命保険に加入が認められる方
- 原則、別途保証人は不要
- つなぎ融資取扱あり(店頭受付のみ)
- 諸費用込OK
- 中古マンションは1983年以前の建物利用不可(中古一戸建ての築年数制限なし)
- 申込から融資まで・・・・1ヶ月半~2ヶ月程度
イオングループでのお買い物が毎日5%オフ特典がつくイオン銀行。
金利のメリットだけでなくイオンでのお買い物優遇や空港ラウンジが無料で利用できるのことも人気の住宅ローンです。
365日サポート体制が万全で、勤続年数が6ヶ月以上あれば申込可能。
多くの方にとって利用しやすい住宅ローンと言えるでしょう。
リスクがあっても返済額を抑えたい!変動金利型住宅ローン
変動金利 | 保証料 | 事務 手数料 |
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みずほ銀行 |
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0.375% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★全期間重視プラン ・適用金利幅あり ・つなぎ融資あり |
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住信SBIネット銀行 おすすめ! |
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0.398% ※所定の条件を 満たした場合の金利 |
無料 | 融資額✕2.20% |
★ネット専用住宅ローン(通期引下げプラン) 三井住友信託銀行指定の取引きを申込すると、 最大で▲0.03%の金利引き下げが可能に。 ・投信自動積立(0.03%) ・NISA口座開設(0.01%) ・投信口座開設(0.01%) ・定期預金預入(0.01%) ・ダイナースカード申込(0.01%) ・全疾病保障0円 ・対面相談不可 |
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auじぶん銀行 |
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0.410% | 無料 | 融資額✕2.20% (税込) |
★住宅ローン(全期間引下げプラン) ・がん50%保障団信0円 ・融資まで10日程度 ・対面相談不可 ※審査の結果、保証付金利プランとなる場合があります。 この場合、上記金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、 固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。 ※審査の結果、保証会社をご利用いただく場合がございますが、 保証料相当額は金利に含まれており、 別途、保証料は発生しません。 |
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三菱UFJネット専用住宅ローン |
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0.475% | 無料 | 融資額✕2.20% (税込) |
★住宅ローン ・勤続年数1年以上でOK ・収入合算不可 ・店頭相談&申込みもOK |
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りそな銀行|埼玉りそな銀行 |
||
0.430% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★ずーっとお得!全期間型(融資手数料型) ・派遣社員も利用OK(年収要件100万円以上) ・店頭相談可能 |
||
三井住友信託銀行 |
||
0.445% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★融資手数料型 ・8大疾病保障特約で金利優遇 ・店頭相談可能 |
||
新生銀行 |
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(借換え) 0.45% |
無料 | 11万円 (安心パック利用時) |
★変動金利(半年型)変動フォーカス ・諸費用安い ・団信介護保障特約0円 ・店頭相談可能 |
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三井住友銀行 |
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0.475% | +0.2% | 33,000円 |
★最後までずーっと引き下げプラン(最優遇) ・優遇金利幅あり ・パートナーで団信利用可能 ・つなぎ融資あり ・店頭相談可能 |
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イオン銀行 |
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0.52% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★住宅ローン ・イオン系店舗で5%オフ ・対面相談可能(年中無休) |
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ソニー銀行 |
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0.507% | 無料 | 融資額✕2.20% |
★変動セレクト住宅ローン ・金利発表、前月15日頃 ・変動、固定切替自由 ・5年ルール、125%ルール適用外 ・対面相談可能 ※ 上記金利は借り換え/新規購入で自己資金10%未満 |
||
楽天銀行 |
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0.527%~1.177% | 無料 | 33万円 |
★金利選択型 ・8疾病保障付 ・融資手数料が定額 |
※ 2022年5月適用金利
住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン

住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行の住宅ローン利用条件
- 満18歳以上満65歳以下で、最終ご返済時の年齢が満80歳未満の方
- 安定した収入のある方(契約社員、派遣社員もOK)
- 団体信用生命保険に加入が認められる方
- 原則、別途保証人は不要
- 借換え資金、諸費用は担保評価額の200%まで
- WEB契約手続きサービスで印紙代不要
- 申込から融資まで・・・・1ヶ月程度
低金利でありながら、病気やケガの全疾病保障まで無料でついてくるお得な住宅ローンの住信SBIネット銀行。
わかりやすい商品設計も人気の理由のひとつです。
申込要件も緩和されていて、3ヶ月以上の勤続年数があれば審査可能。
正社員だけでなく契約社員、派遣社員も審査対象となっています。
また、2017年3月から「住宅ローンWEB契約手続きサービス」をスタートしています。
ネット上で手続きが完了できるため手続きの手間や時間を短縮でき、WEB契約手続きサービスでは印紙代などの費用も節約することが可能。
使い勝手の良さもネット銀行ならではのメリット。
変動金利タイプで返済額を抑えたい方におすすめの住宅ローンです。
>>>住信SBIネット銀行 住宅ローンの詳細を公式サイトで確認する
三菱UFJ銀行 ネット専用住宅ローン

三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行住宅ローン利用条件
- 満18歳以上満70歳未満で、最終ご返済時の年齢が満80歳未満の方
- 勤続年数が1年以上の方
- 団体信用生命保険に加入が認められる方
- 原則、別途保証人は不要
新しく誕生したネット専用住宅ローン。
固定3年の超短期金利プランが業界最低水準の低金利の設定。
2021年6月金利は0.39%!
変動金利並の低金利で利用可能。
店頭相談も金利が変わらず、お申込みができます。
三菱UFJ銀行のブランド力もあり、ネット銀行の低金利は魅力的だけど、ちょっと信用力……と気になっていた方におすすめ。
大手都市銀行のなかでは、ダントツの低金利に設定されています。
住宅ローンの借換えで気になること Q and A
フラット35からフラット35に借換えはできる?
フラット35からフラット35の借換えも可能です。
現在は史上空前の低金利なので、高い金利で借りている方は同じフラット35商品で借換えを行っても、借換えメリットを受けることができます。
フラット35商品を比較するときは融資手数料に注目しましょう。
融資手数料が低く設定されている楽天銀行がおすすめ。
通常2.20%(税込)の融資手数料が0.99%と最安値の設定となっています。
リフォームのときに、リフォームローンとあわせて借換えができる?
リフォームローンの取扱いがあれば対応できる銀行もあります。
リフォームのタイミングは住宅ローンの借換えも見直したい時期の1つです。
リフォームローンは住宅ローンよりも金利が高いことが一般的。
大規模リフォームでは数百万円から数千万円と、大きな金額が動きます。
リフォームローンの取扱いがある銀行で、リフォームローンと住宅ローンもあわせて借換えれば、より返済額を抑えられるケースもあります。
- 楽天銀行:住宅ローン
- イオン銀行:住宅ローン(リフォーム活用プラン)
- 新生銀行:住宅ローン
- りそな銀行:借りかえローン(リフォーム資金セット型)
- みずほ銀行:住宅ローン(中古・リフォーム一体型)
住宅ローンの借換え審査基準は、新規借入れと同じ?
住宅ローンの審査項目はだいたい変わりませんが、審査基準は異なります。
住宅ローンの審査は物件が持つ担保価値と、申込者の返済能力の2つが大きくチェックされます。
新築物件を購入した場合、新規借入れ時よりも借換え時の方が価値が下がっているでしょう。
このため、新規審査時よりは、申込者の返済能力を重視した審査が行われます。
また、住宅ローンの借換えでは、過去の返済状況も必ず確認されます。
過去24ヶ月(2年間)のうち、一度でも返済が遅れてしまったことがあると、個人信用情報に記載されているため、住宅ローン借換え審査通過は厳しいでしょう。
その場合は、遅延することなく返済し続けた記録を作るため、遅延記録の記載が消えるまで待つ必要があります。
さらに、自動車ローンや、子どもの教育ローンなど、住宅ローン以外の返済も増えている場合は、年収に対する返済負担率が上がっていることが考えられます。
新規借入時と同じように、住宅ローンがしっかりと返済できるかどうかは審査時にチェックされますので、注意しておきましょう。
住宅ローンの借換え相談に行く時の持ち物は?
住宅ローンの相談予約は銀行にメール・電話等で予約を取ります。
その際に、持ち物もご案内いただけますが、一般的に、下記2点を持参することが多いです。
- 前年度の源泉徴収票(収入が確認できるもの)
- 今の住宅ローン返済予定表
銀行ごとに必要になる書類は異なりますが、相談だけの場合は返済予定表だけでも問題ありません。
返済予定表があると、借換えメリットをシュミレーションしていただく際に、より正確に比較できるので持参するのがおすすめです。
住宅ローンの事前審査は同時にいくつ出して良いの?
住宅ローン借換えのため事前審査をする際、同時に複数の銀行に申込みをしても問題ありません。
事前審査は無料で、キャンセルしてもペナルティがないためデメリットになることはなく、少しでも条件の良い住宅ローンを選ぶには多くの選択肢から選ぶべきだと思います。
手続きに必要になる書類もだいたい同じものなので、一気に手続きをしてしまうと準備の負担も少なくおすすめです。
まとめ
住宅ローンは借りて終わりではなく、返済するまで定期的に見直す必要があります。
少しの手間で、数十万円から数百万円もお得に利用できる金融商品。
面倒臭がらずに、時間をとって自分によって一番ベストな住宅ローンを選べているか見つめてみましょう。
借換え相談は電話やインターネットで簡単にできます。
以上、「住宅ローンは定期的に見直そう!借換え相談だけで約30万円得した話」をお届けしました。
住宅ローンの借換えを検討している方の参考になれば嬉しいです。
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